カテゴリー「映画」の記事

2009年3月14日 (土)

そんなヤツはいない―映画『少年メリケンサック』に想う―

 リアリティには二種類ある。

 実際に存在するものをリアルに再現するもの、と
 実際には存在しないものをあたかも存在するもののように出現させるもの、と。

 キム兄の演技の持つリアリティは間違いなく後者だろうなあ。映画『少年メリケンサック』での木村祐一の存在感のある演技を観て、そんな風に感じました。宮﨑あおい、佐藤浩一、田口トモロヲほか個性派ぞろいの共演者の誰よりも、キム兄の演技に一番リアリティを感じたんです。

 もちろん、共演陣の演技も素晴らしいし(特に宮﨑あおいチャンはコメディエンヌとして今までになかった一面を見せてくれた)、クドカンも彼らしい脚本、演出で映画を楽しいものにしてくれています。でも僕には、この映画の楽しさとして『キム兄のリアリティ溢れる演技』が一番印象に残った、ということです。

★以下ネタばれ注意!★

続きを読む "そんなヤツはいない―映画『少年メリケンサック』に想う―"

| | コメント (1) | トラックバック (3)

2009年1月10日 (土)

不良少年に憧れなおす

 あなたは60歳になってもロックンロールしてると思うか?
 もちろん。

 昨年暮れに見た、ローリングストーンズのライブ・ドキュメンタリー映画『シャイン・ア・ライト』(マーティン・スコセッシ監督)の中にあった昔のインタビューの1シーン。おそらくは30年以上も前の70年代の映像ではないか。我らが永遠のロックンロール・アイドル、ミック・ジャガーは、いとも簡単にあっさりとそう言い切ってしまったのだ。ベテランの駅員が改札口で定期券を改めるみたいなものだ。誰がどこまで行こうとしているか、そして実際どんなヤツがどこまで行けるのか、そんなのはほんのちょっと見るだけでこの私にはわかるんだよ――まるでそんな感じで。

 しびれちゃったのだ、このひとことに。

続きを読む "不良少年に憧れなおす"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年7月 1日 (日)

ダイ・ハード4.0

観ないほうがいいです。

と、ハッキリ言うのも大人気ないのでしょうか。

続きを読む "ダイ・ハード4.0"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年4月 8日 (日)

空中庭園

キョンキョンの面目躍如、です。

空中庭園 通常版空中庭園 通常版
小泉今日子 角田光代 豊田利晃

ポニーキャニオン 2006-05-26
売り上げランキング : 33217
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "空中庭園"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年4月 5日 (木)

松坂君が気にならない??

今年に入ってキネマ旬報を定期購読し始めました(こちらを参照)。

読み始めて3ヶ月も経つと手元に何冊か溜まって見返すことが出来るようになりました。で、見返して思ったのですが、購読し始めた号の内容ってすごく良く覚えてますね。読み飛ばしたページも少ないように思えるし。それが号を重ねるにしたがって読まないコーナーとか、読んだこともないページとかが少しずつ増えてるような気がします。あれ?こんな記事あったっけ、とか。こんな写真載ってたっけ、とか。そんな「発見」のほうが多い(笑)。

そういえば、以前取っていたミュージックマガジンも定期購読を始めた時の号の内容は未だに覚えていたりします。たしかズボンズが載ってて、フェラ・クティの特集で・・・。出会いの時の印象ってずっと残るんですね。何か恋愛みたいだなあ。

そういえば、10年余り前に野茂英雄投手がメジャーに挑戦した時のことも未だに鮮明に憶えてますもんね。初登板、初勝利、オールスター戦、リーグ優勝・・・。うんうん、今でもくっきりと絵になって思い出すことが出来ますから。

で、明日はいよいよ松坂登板。どうもそのニュースにはイマイチ新鮮な気持ちで反応できなくなってるような感じなんだなあ。がんばって欲しいとは思ってるんだけれども。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年2月17日 (土)

かもめ食堂

劇場で見れなかったのが返す返すも残念。

かもめ食堂かもめ食堂
群ようこ 荻上直子 小林聡美

バップ 2006-09-27
売り上げランキング : 70
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "かもめ食堂"

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2007年2月13日 (火)

硫黄島からの手紙

ちょっと期待が大きすぎたかもしれません。

あまりに皆が「良い」「イイ」というので、どうしても『すごくいいものだ』と期待して観にいったのですが、見終わって一日経った今でももう一つピンと来ないのです。言うほどの映画なんだろうか―どうしてもその疑問が頭から離れません。

感受性が萎えてきたのか、期待を掛けすぎるきらいがあるのか、あるいは天邪鬼な性格が災いしてるのか、評判の映画を見に行ってもこと左様にはカンドーしない自分がちょっと不安になりますが、でも、実感として・・・見終わってから少し経った今でも今ひとつです。

続きを読む "硫黄島からの手紙"

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2007年2月 5日 (月)

シンクロナイズド・キネマ旬報

キネマ旬報2月下旬決算特別号が届きました。

年に一度の『キネマ旬報ベスト・テン』の詳細が掲載される号です。この号に間に合うように年明け早々に会社の購買部に定期購読の手続きを取ったのでした。さほど映画を見ていない(去年は19本)のにこの雑誌を取ろうと思い立ったのには訳があります。

『情熱大陸』で蒼井優さんを見てから彼女が出演している映画が観たくなって、『はちみつとクローバー』『フラガール』を見ました。僕としては両方ともにとても気に入った映画でしたが、今年に入ってキネ旬ベスト・テンが発表されてみるとなんと『フラガール』が1位に選出。

とまあ、こんな具合に興味の対象が次から次へと、上手く世の中の出来事とシンクロしていって、最後に『キネマ旬報』に興味の矛先が向いたというわけです。

続きを読む "シンクロナイズド・キネマ旬報"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 3日 (土)

キネマ旬報

今年の目標の中に雑誌の定期購読に関するものが幾つかあります。

『キネマ旬報』を定期購読して『ミュージックマガジン』と『広告批評』定期購読をやめる、ってのがそうなのですが、定期購読している雑誌ってその人のスタイルを表してる部分があると思うのです。自分のスタイルに合った雑誌を読むのは判るのですが、最近はあまり読めてなかったりもしたし、むしろ、雑誌を読んで自分のスタイルが作られてるって側面のほうが強かったかもしれません。

それはそれで良いところもあるのでしょうけど、僕が『ミュージックマガジン』風の『広告批評』的なニンゲンとして完成されればそれで僕は幸せかというとそんなことはないわけでして。ちょっと違うモデルも追求してみようと思ってかつてのスタイルを捨て、『キネマ旬報』を定期購読し始めたというわけです。

まあ、読めば読むほど映画に行きたくってうずうずします。やっぱり好きだなあ映画は。今年の映画の目標は24本なのですが、こんな雑誌を月に2冊も読んでると独身時代のように50本やそこらは観てしまうような気がします。

問題は鑑賞時間が取れないことなんですけど、昨日も書いたように朝に早起きしてみるという選択肢もあるんですよね。普通、DVD鑑賞といえば夜更かしなんでしょうけど。朝観る映画ってどうでしょうか?>映画好きの皆さま

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年2月 2日 (金)

それでもボクはやってない

最悪の映画でした。

今年の手帳には「小日向文世とか堺雅人みたいになろう」という小さいメモが貼ってあります。にっこりと微笑んでるのが似合うようなそんな中年おじさんになってゆきたいなあ、なんてことを過日ふと思ったので書きとめたものなんですが。まあ、それは僕の個人的な目標なので、この映画にはまったく関係がないことではあるのですが。

その大好きで、僕の中年モデルたらん小日向文世もこの映画に出演しているのですが――彼が最悪です。

もちろん演技が、ではなくって、役柄が、です。

★以下ネタバレに注意です★

続きを読む "それでもボクはやってない"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年12月 2日 (土)

ツタヤ・オフライン

ツタヤのオンラインレンタルサービス「DISCAS」の月額固定料金制の利用を停止したところなのですが、店頭での利用では今週末は半額セールとの連絡メールが「ツヤタオンライン」から来たのでさっそく借りにいってきました。

続きを読む "ツタヤ・オフライン"

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2006年11月28日 (火)

DISCASやめました

ツタヤがやってるオンラインレンタルショップ「DISCAS」。

毎月定額(僕の場合は2,079円のコース)を支払えば、CDとかDVDを借りっぱなしでも文句言われないというサービスなのですが、昨日、このサービスの利用を停止しました。僕の場合は2,000円じゃ元取れないってことがわかったので。

続きを読む "DISCASやめました"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年11月12日 (日)

ハウルの動く城 on TV by HDR

ブログご無沙汰してしまいましたが、僕は元気です。

ハードディスクレコーダー(HDR)に録画してあったままの「ハウルの動く城」をようやく見ました。僕自身は劇場でも見たんでそれほど一生懸命は見なかったのですけれど、家人は初めて観るらしかったので付き添いで。

ハウルの動く城ハウルの動く城
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 宮崎駿 倍賞千恵子

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005-11-16
売り上げランキング : 593
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "ハウルの動く城 on TV by HDR"

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年10月 4日 (水)

フラガール、再考

映画「フラガール」に感動した理由を映画を見てから何日か経ったのにまだまだ考えています。

この映画は、若きフラガールとその母、そしてその踊りの先生の3人の女性の話なんです。で、母と先生は古い女性と新しい女性それぞれの強さと弱さを持っている。世代は違うものの張り合いもすれば、実は理解もしてたりする。その二人の気持ちの間を若さを武器にフラガールが力強く成長していく。そういう構図も魅力なんだろうなあ。

登場人物のポジショニング、プロットって大事ですよね。

続きを読む "フラガール、再考"

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2006年9月30日 (土)

フラガール

映画『フラガール』を見ました。

泣きました。平日の昼間だったので周りが女性ばかりで場内啜り泣きが止まりませんでした。それに釣られてしまったわけではないと断言します。

でも、見終わってしばらくして冷静に考えてみると何がそんなに良かったのかは判らない。そんな不思議な映画でした。

続きを読む "フラガール"

| | コメント (5) | トラックバック (31)

2006年8月30日 (水)

時をかける少女

映画「紙屋悦子の青春」の原田知世がいいらしい。

そこで「時をかける少女」が見たくなったのです。

原田知世は出てなくって、アニメ映画で、設定も随分と変わってしまってるんですけどね。

続きを読む "時をかける少女"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年8月21日 (日)

「NANA」読んでます

ブログ休業などといいつつも忘れないうちに夏休みの感想文は書いておかないと。

映画化されるというので原作コミック「NANA」を読んでみてます。現在8巻まで読了。

NANA (1)
4088562097矢沢 あい

集英社 2000-05
売り上げランキング : 200
おすすめ平均star


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "「NANA」読んでます"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005年8月10日 (水)

リンダリンダリンダリンダ

香椎由宇ちゃんが気になってます。目にチカラ。カンヌ男の柳楽優弥くんもそうですが、目にパワーのある俳優さんはやはり魅力的です。

で、主演作「リンダリンダリンダ」をテアトル梅田で。男性割引のある火曜日で、ってのはお決まりのパターン。

リンダリンダリンダ
4812422337向井 康介

竹書房 2005-07
売り上げランキング : 8,593

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む "リンダリンダリンダリンダ"

| | コメント (4) | トラックバック (13)

2005年1月10日 (月)

ハウルの動く城

期待はずれ、と言っては宮崎駿監督はじめとするスタッフに悪いんですけど。

そもそも、モンスター級の大当たりだった「もののけ姫」より後、観る前から何となく「今度の作品も凄いに違いない」という気持ちがなかったですか?「千と千尋の神隠し」の時はそれでも映画は当たって、カンヌまで獲ったのですが。そもそも難解な映画であることに違いはなかったはず。今やスタジオジブリは哲学的な高級アニメ作品を生み出すプロダクションなのは自他共に認めるところ、だったのです。

ですが。

「カリオストロの城」や「となりのトトロ」を知る世代にとっては、どこかで分かりやすい、「大人も子供もそろって楽しめる活劇」っていうのを期待しますよね。半ば条件反射として。そして今回、またもや難解なのが来たんで、心の中の正直な気持ちとして「難しいのはもうええわ」ちゅうのが、先に来てしまった。そんな感じでしたね。

続きを読む "ハウルの動く城"

| | コメント (1) | トラックバック (7)

2004年12月23日 (木)

いま、会いにゆきます

親たるもの、子とはいずれ別れなければならない。
生命に限りがある限り、それは親と子の持つ宿命である。

その宿命を本能的に知っているからこそ、
親は子供を抱きしめる。

来るべき、避けられない別れの後も、
自分のことを忘れないでいてくれ、と、
わが子に願いを掛けるために。

映画「いま、会いにゆきます」の終盤、竹内結子が子供を抱きしめる場面でそんなことを思いました。

続きを読む "いま、会いにゆきます"

| | コメント (0) | トラックバック (13)

2004年12月21日 (火)

Mr.インクレディブル

20041221mrincredible

日曜に見てきました「Mr.インクレディブル」。最初にちゃんと書いておきますが、期待通り、絵は綺麗だし、ストーリーも練れていて楽しめました。ご家族で是非。

キャラ設定がいろんな日本人タレントをモデルにしてるとしか思えんぐらい似てるのですが、それがどうも微妙なところのタレントさんに激しくそっくりで、笑えました。

女性デザイナーはコシノ・ジュンコにめっちゃ似てますし、謎の美人秘書ミラージュは優香ちゃんに、Mr.インクレディブルの上司役はイッセー尾形に、極めつけは悪役シンドロームはもうゼッタイくりぃむしちゅー有田がモデル(と信じたい)。

そう考えると日本のタレントさんもすごく個性的なルックスがそろってるんですね。

あと、黒木瞳さんは声優さんとして素晴らしい。マシンガントークのセリフもばっちり。あまりの恐妻ぶりに日ごろの楽屋での厳しさが窺われるような気がします。^^;

続きを読む "Mr.インクレディブル"

| | コメント (4) | トラックバック (4)